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2006年5月 4日 (木)

大好きな詩

私の大好きな詩を紹介します。こぱんさんのお友達が、言っていたのはこの詩のことだと思います。

天国の特別な子供
会議が開かれました。
地球からはるか遠くで“また次の赤ちゃん誕生の時間ですよ”
天においでになる神様に向かって天使たちは言いました。
“この子は特別な赤ちゃんでたくさんの愛情が必要でしょう。
この子の成長はとてもゆっくりに見えるかもしれません。
もしかして一人前になれないかもしれません。
だからこの子は下界で出会う人々にとくに気をつけてもらわなければならないのです。
もしかしてこの子の思うことはなかなか分かってもらえないかもしれません。
何をやってもうまくいかないかもしれません。
ですから私たちはこの子がどこに生まれるか注意深く選ばなければならないのです。
この子の生涯がしあわせなものとなるように
どうぞ神様この子のためにすばらしい両親をさがしてあげてください。
神様のために特別な任務をひきうけてくれるような両親を。
その二人はすぐには気がつかないかもしれません。
彼ら二人が自分たちに求められている特別な役割を。
けれども天から授けられたこの子によって
ますます強い信仰心と豊かな愛をいだくようになることでしょう。
やがて二人は自分たちに与えられた特別の
神の思召しをさとるようになるでしょう。
神からおくられたこの子を育てることによって。
柔和でおだやかなこのとうとい授かりものこそ
天から授かった特別な子どもなのです。”

       エドナ・マシミラ(Edona Massilla)  訳:大江祐子

                  

私が前任校の中学部にいた時、学習発表会の発表の責任者になり、詩の朗読というテーマで発表を企画しました。冒頭部分でこの詩を取り上げ、5人の白い衣装を着けた天使がこの詩を読み上げます。そして、舞台は暗転。赤ちゃんの泣き声が響き、エンヤの音楽とともに、再び幕が上がり、「誕生」「現在」「未来へ」というテーマで自分達で書いた詩を一人ずつ朗読するのです。最後は、みんなで群読、テレビのドキュメンタリーの「宇宙船地球号」のテーマ曲にのって…、舞台脇のスクリーンにはプロジェクターで生徒達の生まれた時、子供の頃から、今の学校生活までの写真を映し出しました。

この発表を企画した時、私の頭には「明治生命」CMのイメージがありました。小田和正さんの澄んだ♪「あなたに会えて、ホントによかった。うれしくて、嬉しくて、言葉にならない。」♪あの曲とともに写真が映しだれされる、あのCM。前に秋雪くんというダウン症の男の子をお父さんが抱きしめるとても感動的な写真が流れていました。(その後、松田聖子主演でドラマ化されましたが…)私はあのCMを見るたび、胸が熱くなり、涙がこぼれました。この感動を再現したい。お父さんやお母さんを感動させたい。それも子供達の言葉で…。

練習を始めた頃、生徒達に暗記した詩を読ませても、感情がまったく入っていなくて、つらつらと文章を読むだけ、自分の甘さに愕然としました。…その後、先生方の熱心な指導やボランテェアで来てくださったアナウンサーの方のご指導もあり、見違えるほど上手に朗読できるようになりました。曲も200曲以上聴きました。小田さんを使えば、あのCMのパクリ以外何物でもなくなってしまう。選び出した曲はまさにピッタリでした。そして、パソコンの得意な先生が写真の編集をしてくれました。練習期間は実質一週間くらいでしたが、回を重ねることに良くなり、自分でやっていながら、私もその度に感動して涙が溢れました。生徒達のすばらしい力、そして先生達の協力と連携の良さで、一つの作品ができあがりました。始め途方もない企画のようでしたが、当日会場はお父さんやお母さん方の涙溢れる姿がたくさん見られました。今までやった発表の中で一番思いで深い作品になりました。

その時の詩をもう一遍だけ紹介します。

★897gで生まれた私★

平成○年7月○日、私は生まれた
そしてすぐ保育器に入った
体重は879g、身長は35cmだった
胴体はまるで500ミリリットルの缶
手足は割り箸のようだった
マッチ棒くらいの指を懸命に動かしていた

まだ未熟な私の肺は上手に呼吸ができない
何回も呼吸が止まった
「○○がんばれ!」
母の祈りの中で必死に生き続けた
ミルクが飲めなかった私
同じ方向にむいたままの私
思ったより小さい私
柔らかくふにゃふにゃした感触の私がいる
はじめて家に帰ったのは、
小雪のちらつく12月だった

自分が不安なとき
つらいとき
一番そばにいて
励ましてくれる家族に
ここまで育ててくれた
おとうさん、おかあさんに
ありがとう

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コメント

生まれてくる子供たちは自分で親を選べない・・だから親になる人間がもっと子供を産むってことに責任を持って自信なければ産まないことですよね。

投稿: バツイチ女のひとり言 | 2006年5月 5日 (金) 15時08分

なおさん☆
私毎日ココにお邪魔しては泣いてしまいます~(T^T)
エエ話ですやん~!!くぅっ!(>口<。)
でもほんと、ココロに染みる詩ですね。
最後に紹介されている作品も、読んでて涙が出ました。
命は尊いです。

投稿: ふぉんだんしょこら | 2006年5月 5日 (金) 22時27分

中学部の発表会…すごく素敵ですね。
「宇宙船地球号」のテーマ曲、どんな曲か聴いてみたくなりました。
その発表をつくりあげていくなおさんのご苦労…頭が下がります。

明治生命のCM、私も初めて見た時、泣いてしまいました(うちの息子を思い、実家の母もそうだったとききました)
本当にいいCMでしたよね。

冒頭の詩…私も以前、読んだことがあります。
「特別な役割」を遂行するような、「すばらしい両親」には…到底程遠いですが、この詩の内容を忘れないようにしようと思います。

なおさんがミッキーさんのお話のところで書いてあったように、
私も息子に出会い、少しは成長…はできてないな(笑)…しつつあると思います。

それまで、何とか無難に渡りきっていた人生だったので、傲慢だったかもしれません。
息子に出会い、自分の欠点がより見えるようになりました(たぶん…ですが!)
例えば、せっかちだし、すぐに感情的になるから…忍耐が必要なのがわかったし、
逆境の中で、感情で対処しようとするから…もっと冷静にことにあたることが必要だと思ったし…
なんだか、懺悔の部屋になっちゃいました!

投稿: さつき | 2006年5月 5日 (金) 23時56分

子供が生まれてくるまで、私は何度もハンディを持って生まれてこないか、心配でなりませんでした。幸いにも元気に生まれてきてくれましたが。
このような詩、エピソードを拝見すると、子供を持つ親として胸が熱くなります。

投稿: あきちゃん | 2006年5月 6日 (土) 00時27分

バツイチさんへ
そうですね。子供はどんな状態で生まれてくるかわからないし、
子供を産むことに責任を持たなければなりませんね。
親になると言うことはたいへんなことですから…

投稿: なお→バツイチさん | 2006年5月 6日 (土) 01時34分

しょこらさん、ありがとうございます。
どんな小さな命でも、尊い命ですね。
最後の詩を書いた子は、「誕生のテーマ」を書くにあたって、お母さんの日記を見せてもらったそうです。そこで、改めて自分が産まれた時の様子がわかり、感動的な詩になりました。お母さんが保育器に入った写真を出してくださったので、それが脇で映って、もうみんなウルウルぐしょぐしょでしたよ。かく言う私も涙腺がゆるく、聞く度泣いてましたから…

投稿: なお→ふぉんだんしょこらさん | 2006年5月 6日 (土) 01時42分

なおさん、コメントありがとうございました
凄く嬉しかったです!!
発表会、素晴らしいですね。
大変だったでしょう、お疲れ様でした。
素敵な記事に感動しました
また来ますね

投稿: ぴよko | 2006年5月 6日 (土) 01時53分

なおさんこんばんは。

友人はまたその友人から聞いたそうです。
もとはこの詩なのかもしれませんね。
悩める時はいつもその友人の言葉を心の中で唱えます。そうするとムクムクと力が湧いてきます。

いい詩ですね。何度も繰り返して読んでみました。
その後に書いてある子どもの詩もとても美しいと思いました。
いつか私も子どもからありがとうと言われるように頑張らなくっちゃね★

投稿: こぱん | 2006年5月 6日 (土) 02時20分

さつきさんへ
さつきさんところの息子さんもうちのミッキーやモモも選んでくれたんだデスね。私たちを…。きっと来世でも親子かもしれない。そして今度はきっと、ハンデは持ってないですよ。ー宗教ではありません。(笑)
そう、その本を紹介したいんですが…。ずっと重くなっちゃうので、もうちょいと間をあけようかと思っています。
私なんて懺悔の部屋入ったら、入ったきり出てこられなくなっちゃうくらいなんですが…
大丈夫、さつきさんはちゃんと頑張ってる素敵なママさんですよ。本当に懺悔しなくちゃならない人は全然気づいてないデスから…

投稿: なお→さつきさん | 2006年5月 6日 (土) 02時26分

私もそうでしたよ。心配してました。そしたらやっぱりそうだった。これも辛いです。でもね。負けてはいられないですから…。そうなったら、腹を決めて頑張るしかないって感じでしたね。母は強かな。

投稿: なお→あきちゃんさん | 2006年5月 6日 (土) 02時37分

ぴよ子さんへ
来ていただきありがとうございます。いつ伺おうかと思っていましたので…、最後にコメントできて良かったです。
私も時間的に限界を感じる時があります。
(なんせこんな状況ですから…)
今はできる範囲で、無理せず、やっていこうと思います。そして、無理だったら、潔く。それはそれでとっても立派な決断だと思います。今はお体を一番に考えて、どうぞ、ご自愛くださいね。
そして、気が向いたら、いつでも来てください。

投稿: なお→ぴよ子さん | 2006年5月 6日 (土) 02時46分

エンヤ、聞こえてきました。企画とか演出得意そうですね。でも、のめり込みそうなタイプ?
現場にいなかったのでなんとも言えませんが、ひとつの空間を作り上げた時の感動って大きいですよね。

投稿: △イチおじさん | 2006年5月 6日 (土) 02時49分

こぱんさんへ
今日出かけてる間に思ったのですが…。こぱんさんのお友達の言われたのは、この詩じゃなかったんじゃないか?と。私の独りよがりで違ってたんじゃないかと思ってました。wビンゴさんがくださったコメント(前日)の>神様の隣でこの人って指さすと言う方が正解ですね~。きっと。正解ってのがあるかどうかわからないんですが…。
いずれにしても、選んできてくれたのだから
ありがたいですよね。

投稿: なお→こぱんさん | 2006年5月 6日 (土) 02時57分

△イチおじさんへ
あら、今来てくれたんですね~。
今夜も夜更かし仲間。
そうそう、そういうの大好き。
演出家になれそう。??(笑)
企画・演出・監督そういうのの好きなんです。勿論のめりこむタイプですよ。いい物を追求すると、トコトン。なんか訳に立てるところ、ないですか??

投稿: なお→△イチおじさん | 2006年5月 6日 (土) 03時06分

なおさん今晩は。
すばらしい詩ですね!心が豊かになります。
神様は、宇宙大自然、地球です。すべて地球に生まれ、地球に帰る。一秒でも人生、百年も人生、地球の歴史から見ると、一秒も百年も「まさにうたかた」一瞬と学びました。
今が大切、過去、未来は何の役にもたちません!今日の今を大切に生きる!神様の配慮を頂く時です。
「ツバメ」がご自宅で、毎年巣作りするのですか?赤ちゃんツバメの合唱が可愛いでしょう。両親の努力の餌を貰うまで!(羨ましい)
また拝見します。

投稿: 橋本衛 | 2006年5月 6日 (土) 22時47分

この詩は知っています。どこで読んだのかな?
897gで生まれたお子さん、無事に成長されたんですね。私の従兄弟も、早産で700gで生まれました。幸い何の後遺症もなく、現在二十歳。いっぱしの酒飲みになっています。生まれたとき、彼の両親は、とにかく何でもいいから生きて欲しいと願ったそうです。親心って深いものですね。

投稿: みやび | 2006年5月 8日 (月) 00時04分

橋本衛さま
なんとすばらしいコメント
ありがとうございます。
私もうれしいです。
つばめもうちと同じくらいの大家族で、
かえってほしいと思います。
にぎやかなんですよ。本当に
ちゃんと見てるのですね。
うちもにぎやかだって…

投稿: なお→橋本衛さま | 2006年5月 8日 (月) 01時51分

この詩知ってらっしゃいましたか。
嬉しいです。
医学の進歩はすごいですね。
700gで後遺症もなくですか?
すばらしいです。
ただ、助かることで障害を持って
生まれる子供も増えています。
難しいけど、生きていてほしい。
親はそう願うばかりです。

投稿: なお→みやびさん | 2006年5月 8日 (月) 01時55分

これを読んでいる時、
秋雪くんの顔とと小田和正さんの歌が流れていました。

こんな一生に残る思い出が出来る発表会、
きっと子供達の中でも何かが得られたと思います。

実は私には生まれて2時間で亡くなった弟がいます。私の記憶には全然ありませんが、
早産の為にあきらめるよう、医師から言われたそうです。その身体は今後の医療のために病院へ。
写真も何も残っていませんが、戸籍と両親の記憶には残っています。
今の医療ならきっと生きることが出来たであろう弟のことをふとした時に思い出すのです。

投稿: 子と共に育つ親・・・のたわごと:しま | 2006年5月 9日 (火) 16時05分

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