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2010年1月16日 (土)

小正月

先日、学校の子どもたちと神社の初市に行ってきました。

この時期に稲荷神社に行ったのは初めて…

「初市?」で売っているお飾りは「だんごさし?」正式にはなんて言うのかな?

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ブログを書くに当たっていろいろな疑問が…

とにかく調べてみると

だんご市と言うことがわかりました。

お飾りも「だんごさし」と福島や山形では言うようですが…

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大寒波が来ていて、雪の中を歩いていったので、ものすごく寒かったのですが、行くことができてよかった。

境内を見学していると、子どもの一人が「先生、千羽鶴!」と教えに来ました。

見れば境内の片隅に絵馬や千羽鶴が奉納されていました。

その前日私は、全校集会で千羽鶴の話をしていたのです。(うちの学校では先生が持ち回りでボランティアについての話をします。)

ボランティアの話で何故に千羽鶴なのか?

話はちょっと長くなるのですが、

昨年ちょうど今ごろ、私がモモの入院で長期間学校を休まねばならなくなり、介護休暇を頂く申請をしに学校へ行ったときのことでした。土曜日だったので学校は休みだったのですが、(教頭はいたので)学童に来ていた6年生4名が私に気づき駆け寄ってきて、「担任の先生から聞きました。先生、お子さんは大丈夫ですか?」と口々に言うのです。

「遠くの病院で、大きな手術をしなければならないから長いお休みを頂きに来たのよ。」と話し、荷物の整理をして帰ろうとするとその子どもたちが戻ってきて、手紙を渡してくれました。

おりがみで折ったその手紙には、「手術をがんばって、元気になって一緒に戻ってきてください。」「あせらないでがんばって下さい。」と書かれていました。ほんの短い時間に書いてくれたこと、子どもながらに心配してくれた気持ちを思うとなにか、じ~んとして涙がでました。「卒業式には来るからね!」と約束し、横浜に戻って来たのでした。

昨年3月の卒業式にはまだ退院できず、卒業式には行けないかと思ったのですが、そのために帰ることにしました。すると6年生全員で折った千羽鶴を渡してくれたのです。私は知らなかったので、びっくりしてまた感動の涙でした。

千羽鶴をモモのベッドサイドにさげ、そのお陰でモモも私も元気をもらい、治って退院することができました。病気を治すのはお医者さんや看護師さんですが、患者に元気をあげられるのは、みんなの心のこもった贈り物。そうこの千羽鶴でした。(実物を見せて)私もモモもこの千羽鶴から勇気をもらって元気になって退院することができました。

そして、ボランティアって掃除をしたり、手伝いをすることだけじゃなく、相手にとって元気がでるようなことをすることも立派なボランティアではないかと話をしました。

もう一つ、今年のキーワードのお話も…

同じくモモが入院しているとき、看護師さんの一人に必ず「ありがとうございます。」と言う方がいました。点滴が終わった時、お薬を持ってきてくれた時、とても元気な「ありがとうございます」の声が病室に響きます。本当ならこちらが「ありがとうございます。」というのですがそれより先に、看護師さんが「ありがとうございます。」と言っていかれる。「いつも何故なのだろう?」と思っていました。その答えが今になってわかった気がします。

ともすると私達はボランティアをして「ありがとう」と言われるのが当たり前だと思ってしまう。けれど本当は「ボランティアをさせてもらってありがとう」なのではないかと…私は、その看護士さんに教えられたのです。

そして、せっかく言うのだから、「ありがとう」は心を込めて声に出して言わないと相手に伝わらないのだと…気持ちのこもらない「ありがとう」では言う意味がないのだと…話しました。

最後まで先生の話を聞いてもらってありがとう。と、しめくくりました。

子どもたちは真剣な顔で静かに聞いていました。そして、どこからともなく拍手がおきました。

教師たるもの子どもの前で話をするのは当たり前なのですが、さすがに全校集会の児童全員の前で言うのは緊張します。私らしくもなく今回はとても緊張していました。

当日同僚から「今朝は先生だね~!。すがすがしい顔してるからばっちりだね!私なんか緊張しちゃってたいへんだったんだから…」と言われました。いつも上手にお話しなさる先生が緊張?ちょっとびっくりでしたが、みんなそうなんだ~~と、思うと少し気が楽になりました。

放課後、先輩の先生から「今日のお話よかったよ~!子どもたちは真剣に聞いていたよね!いつでも拍手がおきる訳じゃないのよ!自然と拍手がおきた。感動していたのよ!」

と言って頂きました。とても嬉しい言葉でした。

あらかじめ、千羽鶴の話はしようと思っていました。そしてもう一つは滞在施設で出会ったボランティアの方達の話。ところが、体育館に入るとき、そうだ「今年のキーワード・ありがとうの話をしよう」と思いつくと突然、子ども医療の看護師さんを思い出したのです。そうだこの話!と、急遽差し替えたのでした。

不思議といつもよりも上手にしかも早口の私がゆっくりと分かり安くお話しできました。(私が私でなかったのかも)

暮れのさだまさしコンサートでさださんが「ありがとう」の言葉の話をしていました。せっかく言うのだから心を込めて…」「言葉には言霊があるのだから…」その言葉が、ものずごく心に残っていた。

すると年明けに紹介された先日の五日市先生の本「ツキを呼ぶ魔法の言葉」も「ありがとう」と「感謝します」でした。

なんか年末からのキーワードが繋がった。そして、みんなにも伝えることができた。

久しぶりに勢いづいてこの記事を書いているのも必然(誰かに書かされているのかも…)

いや、それが年明け一番の私のやらなければならないことだったと、思えるのです。

不思議!? いや必然!

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コメント

なおさん、こんばんは!

なお先生のお話、私もじっくり読ませていただきました。
6年生のお子さんたちの優しさに、
じーんと胸が暖かくなりました。
「ありがとう」の大切さも、再認識し、
私も、心から「ありがとう」と伝えるように
しよう…と思いました。

素敵なお話を、どうもありがとうございました。
お子さんたちも、真剣にきいて、拍手が起きたなんて…。
なおさんの気持ちが、伝わったんですね。

たくさんの子供たちの前でお話しするのは、
先生方でも緊張されるんですね!
初めて知りましたhappy01
(私は口下手だし、すっごくあがるので、大勢の前でのお話はできませんsweat01)

投稿: さつき | 2010年1月17日 (日) 22時57分

さつきさん、

コメントを頂きありがとうございます。
そうなんですね。私も他にも緊張している先生がいるって、(そうは見えなかったものだから…)わかりました。
おしゃべりは好きだけれど、やはりみんなの前で話をするというのは難しいと思います。
子どもたちと言うより同僚も聞いている訳で、
失敗しないようにと思うので余計に…
原稿丸読みでは、面白くないし、かといって何も無しでは心配だし…
私はキーワードだけ書いて持って行きました。
今回はうまくいきましたが、いつもなかなか満足のいくできと言うことではないですよ!
実体験に基づいていたから、そして実物があったからよかったのかもしれないです。
読んで頂き、感想まで本当にありがとうございました。

投稿: なお→さつきさん | 2010年1月18日 (月) 00時29分

大学時代、就職活動前に大学の講演があり、
「すみません」で何事も片付けない、ということを教わって以来、ありがとうという言葉が頻繁に出るようになりました。

なおさんのお話、きっと児童達にも届いたんでしょうね。


ところで、先日メールをいただいたので
ニュース番組を録画したのですが、
急な差し替えの為か全く見ることが出来ませんでした。
他の日に変更されたんでしょうか?

投稿: しま | 2010年1月28日 (木) 15時13分

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